7/14(土) 空っぽ「ぽんぽこりん♪」vol.10

空っぽ「ぽんぽこりん♪」vol.10
2012年7月14日(土) 15時~

会場:Social Kitchen 2F Space
京都市上京区相国寺北門前町699 Tel:075-201-1430
アクセス:地下鉄「鞍馬口」徒歩5分
入場料 1000円  (定員30名)

出演:宮北裕美 鈴木昭男
スタッフ:五十川あき 大泉愛子 鈴木孝平 高田裕也 小山敦資

昨年の5月から1年間、空っぽ「ぽんぽこりん♪」修行を続けてきたおかげで、
少しだけ空っぽになることができました。
今回からは、空っぽになったところへあらゆるものをぶちまけるのです。
サンバ、ルンバ、カーニバル、色とりどりに弾ける満艦飾(Man.Can.Shock!!)のペインティングパフォーマンスをおこないます。

宮北裕美

人それぞれによく発する言葉があって、ひろみさんは時々「何んなのよぉ !」が出る。これは、飼い猫のコトちゃんが仏頂面なんかしている時に聞く。あきにゃんはというと「満艦飾 !」って言うらしい。これは、何かの状態を批判的に言ってたに過ぎない。そして、そんなに頻繁に使った覚えもなく、むしろ「お先にどうぞ !」が、祖父譲りで、フランスに行った時も最初に習ったのが「ジュ ヴ ザンプリ アプレヴ ! 」なんだから・・・。
兎に角、ひろみさんが ” Man.Can.Shock “と懸けて表明したつぎなる姿勢に寄り添って、「音」によっても感動をもたらす術を磨いてみたいナ。
お手柔らかに !!

あきにゃんこと 鈴木昭男

予約・問い合わせ:karappo[at]akiosuzuki.com
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5月27日(日)YCAM にて創作活動。

快晴 山口情報芸術センター(YCAM)

昭男さんと宮北さんは、公演2日前からYCAMへ小屋入りされました。
ご存知の方も多いと思いますが、YCAMは機材も空間も環境も、とにかくぜいたくです。
昭男さんに大きな影響を受けられて、個々にも幅広く音活動されている evalaさん
原摩利彦さん、12面体スピーカー制作者鶴林万平さんと現場で調整されて、
山口の幸に栄養補給されたおふたり、いざ本番です。

今回の構成は3部構成で、客席はありません。
四角い会場は満員の140人、それぞれに立ったり座ったり。


★ 1部は、昭男さんと宮北さんの即興パフォーマンス、
空っぽ「ぽんぽこりん♪」劇場。

この1年間の hanare での公開道場がつみかさなりあう、即興が昇華された雰囲気でした。
劇場でみる宮北さんのダンスは新鮮で、ついつい背筋がしゃんとのびて、

手足の動きひとつひとつ、表情、無意識に追いつづけてしまいます。

★★ 2部は、YCAM 中庭にも気になる音空間をつくられている evalaさん、
そして原摩利彦さんが向き合われてパフォーマンス。
じわじわうまれる多彩な音が、闇にうかぶ多面体スピーカーよりひしめきあい、みちてゆきました。

★★★ 3部は、縦横ナナメ、人の間をとぎれなくうごきまわる昭男さんの身体と音、
evalaさんと原摩利彦さんによってつむぎだされる音、
きこえる音、少し前の音、交わる音、みつめる場、気配、立体的なひとつとなって、
目と耳にとびこんできました。すべてをとらえきることのできない、充実の3時間。

照明は、暗さのバリエーションがとても豊かで、
ゆらゆら吸いこみ放たれる音のひろがりは、波が満ち引きするようでした。
打ち上げは美味しいお酒とお魚もりだくさんの宴。

翌日は朝から観光活動。

秋芳洞&にょきにょきする秋吉台へおでかけしました。

次の企画は…再び hanare にて、空っぽ「ぽんぽこりん♪」vol.10
みなさま、ぜひおたのしみに。

余談:車組の私は、あこがれの宮本常一出生の島へわたり、朝市めぐり、
温泉めぐり、
寄り道の旅を堪能しましたー(いそかわ)


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5月15日(火)立命館大学にて 昭男先生の特別講義

大学ではたびたび授業をされる機会のある昭男さん。
本日は立命館大学、ライオンズ先生のゼミにお招きされました。

ライオンズ先生はかなり以前より、昭男さんに興味をもたれており、
先生や何人かのゼミ生は「ぽんぽこりん♪」をみにきてくれてます。

まずは自己紹介、昭男さんが取材されたテレビ番組を上映しました。
網野のくらしや自然にひそむ音、昭男さんによってひきだされ、奏でられる音、
大きな画面をみながら、みなで耳をすまします。

「日向ぼっこの空間」や、音のプロジェクト「点音」の取材映像をみていると、
もりだくさんな情報に、要点をまとめあげるテレビの編集が、なんだか新鮮でした。
みるのこともきくことも、自分を知るには感覚を大切に、身体を動かさねば。


番組終了後、 ホワイトボードにしゅるると一筆、丹後半島の地図を描きながら、
鈴木家先祖代々つたわる岩笛、岩笛から星と能へつながるお話の合間合間に、
制作のきっかけや、一年間の頭痛を我慢してたらなんと…! などなど、
より道まわり道しながら、いろいろお話しくださいました。

昭男先生は、おしゃべりも演奏のようで、あらゆるこだわりがちりばめられており、
そのときどきによって、言葉の音が自然につながりひろがり、こちらもひきこまれます。
まだまだ話はつづくよーというところで、授業終了時刻となりました。

最後にアナラポスの演奏。
映画館教室のため音響設計がよく、アナラポスの音の粒粒がいつもよりきめ細やかでした。
朝から静かにふる小雨にとりまかれているような、うるおいにみちた、
素敵なしめくくりとなりました。


♪ ♪ ♪ 次は 5月27日(日) 山口情報芸術センター(YCAM)にて ♪ ♪ ♪
evalaさん、原摩利彦さん、宮北裕美さんによるパフォマンス!
宮北さんのダンス、楽しみです♪ みなさまぜひご来場ください♪(いそかわ)


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4月14日(土)奈良 パフォーマンスレポート

空っぽ「ぽんぽこりん♪」の活動は、まだまだ続きます!

★4月14日(土)晴れ 奈良県立図書情報館の屋外にてパフォマンス
<佐保川の春 音楽の日・アートの日 2012>

大きな複合施設ではないですが、せんだいメディアテーク山口情報芸術センターのような、
図書館+@、さまざまな取り組みや情報があり、活用でき、
ぜひとも近くにほしい奈良県立図書情報館
JR奈良駅から20分ほど歩いていると、突如あらわれました。

午前中の雨空を吹き飛ばし、青空あらわれ影もくっきりでき、桜吹雪舞うなか、
その場の色と音と風にとけこむ、昭男さんと宮北さんのパフォマンスがはじまりました。

室内のように、みるところが固定されたり、音がはねかえってくることもなく、つきぬけた場。
ちょっと野性的な芝生の上で、じわじわとうごきだす昭男さんと宮北さん。

子どもたちの声、鳥たちの声、そよそよ風にゆれる草木が交わりあい、
春にのみこまれた心地よい光景が、次から次へと映し出されゆきました。

印象的だったのは、つかみどころなく変容してゆく宮北さんの表情と身体。
まるでなにかにとりつかれたのか、それともわたしが宮北さんにとりつかれているのか…
そして、楽器をとりかえとりかえ、いつも以上に大きな動きで音を発する昭男さんのふるまい。

みている人みな、二人やその周囲をたのしみつつ、それぞれに感応していました。
こればかりは、なかなか言葉として共有できなく、申し訳ない限りです。

★さて、まだまだ続く、次のパフォマンスは 4月21日(土)です。
京丹後市網野町 P-Four にて、19時半スタートとなります。(いそかわ)

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4月7日(土)& 4月8日(日)空っぽ 課外活動レポート

早くも、4月なかばをむかえました。
今回は空っぽ「ぽんぽこりん♪」番外編、活動報告をお楽しみください。

★4月7日(土)晴れ

京都市美術館のシンポジウム「small music ー ロルフ・ユリウスのアートの世界」に、
ベルリンのフェスティバルより帰国直後の昭男さんがパネリストとして参加されました。

2011年1月にお亡くなりになられたサウンドアーティスト、
ロルフ・ユリウス氏を偲ぶシンポジウムです。

マイヤ・ユリウス氏によるお父様の日々の行為や声、制作活動をご紹介ののち、
ロルフ・ユリウス氏に縁のあるパネリストの方々が、
それぞれの心に残るふれあいやつながりのときを回想し、
集まったみなでそれをめぐりあう場、問いかけあう場となりました。

昭男さんは、ご自身が90年代前半に企画主催されていた伝説のイベント「古代の丘あそび」で、
作品を設置するユリウスさんとのエピソードをお話しされました。
私は、2000年に訪れた「現代アートの森 NO.1-耳を澄ます-」をおもいかえしました。
私がはじめて森のなかで昭男さんの音にであった日でもありました。

★4月8日(日)晴れ

朝9時に京都駅集合、近江今津駅で下車、自転車を借りて、
桜の名所、海津大崎を目指し湖岸を北上、お花見サイクリングをしました。

直前には春の嵐がありましたが、嵐も去り、待ちわびていた春陽をあび、いざ出発です。
自転車をこぐ左手には、まだまだ雪をかぶる比良山の連なりがあり、
右手には、雪解けの水がそそぎゆれる音と色の反射があり、
和気あいあいの旅がはじまりました。

出発早々に立ち止まった湖畔で石を探し鳴らす昭男さんと宮北さん。
道中あちこち寄り道し、あれこれ仕入れ、のんびり自転車を走らせました。
到着地である海津大崎では、昭男さんの記憶がのこるポイント探しに自転車加速し、
トンネルをいくつか越え竹生島が近く大きく浮かぶ湖岸にて昼食をとりました。

みなで持ちよったお弁当、おつまみを交換しあい、
私は持参したお手製サラダとお蕎麦をゆでて、カワキタ屋さんのソーセージもボイルしました。
おそとでみなで囲むご飯のおいしいこと、たっぷり満喫したのち帰路へ。
帰りの電車を待つ合間には、マキノ駅前パライソ珈琲も開店しました。

残念ながら桜には一足早く、けれど、その分人気も排気ガスもなく、
いつまでも余情にひたれるであろう出来事がたくさんありました。
おとずれたことに必然性を感じる一日となりました。(いそかわ)

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